39歳フリーターでは、長くフリーター生活を続けてきたから、このままでも仕方ないかな?などと思ってしまうものです。
本記事では、このままフリーターを続けているとどうなるのかや、39歳フリーターが正社員へ就職するコツを紹介します。
この記事を読むことで、39歳フリーターでも正社員になれる理由を知ることができ、諦めずに正社員を目指してみようと思うようになります。
ぜひ参考にしてください。
Contents
39歳でフリーターとして過ごしている理由
39歳でフリーターをしている理由は人それぞれ違います。ここでは3つの理由を紹介します。
就職せずにそのままきた
学校を卒業してから就職すること無く、今でもそのまま働いています。
特に、バブル崩壊後の1993年~2005年頃に就活をしていた就活氷河期世代では、新卒者の就職先が決まらなかったため、今でもそのまま就職せずにいることが多いです。
新卒なのに何社受けても落ち続けたという就活に対して苦い思いがあるので、今でも正社員を諦めていることが多いでしょう。

なんとなくフリーターをしている
やりたい仕事や興味のある事が無いため、ただなんとなくフリーターを続けています。
やりたいことが無いと特に目標ができるわけでもなく、生活のためにとりあえずフリーターをしているため、フリーターでいる期間がずるずると長期化してしまいます。
さらに、いざ正社員を目指そうとする時、仕事の種類やその内容を知らないまま就活をすると上手くいかないことが多いでしょう。

就職について真剣に考えていない
フリーターのままでも生活ができているため、正社員を目指すことを真剣に考えていないです。
就職を真剣に考えられない場合は、就職しなければ今後どうなっていくのかや、老後の生活のことを考えてみると、フリーターのままではマズイと思うでしょう。
例えば、「自分は何のために働くのか?」「自分にはどんな才能があり、それを生かすことができるのか?」を考えてみることで、興味のある仕事を見つけられるきっかけになります。

39歳フリーターがこのままいくとどうなるか
39歳フリーターはこのままずっと同じ生活をしていると、どうなっていくのでしょうか?予想できること3つを紹介します。
年齢が上がるごとに正社員へは難しくなる
年齢制限がある企業が増えてくるため、応募できる企業が限られ、年を取るごとに正社員になることは難しくなっていきます。
年上の部下だと周りの社員が気を使うため扱いにくかったり、年相応の年収を支払っている企業だと人件費が高くなってしまうことから年齢制限がある場合があります。
また、30代後半にもなると企業が求めている人材は、管理職経験者や専門的な知識や技術を持っている人などでしょう。
中年フリーターではそのような経験が無い場合が多いため、年齢が上がるたびに正社員になることは、より一層難しくなります。

正社員の同年代と比べると苦しい生活
30代後半になると、収入は正社員とフリーターでは差が大きく広がっています。
35~39歳の正社員の平均年収は313万円なのに対して、正職員以外の平均年収(フリーター)は210万円となっています。
このように同じ年齢でも雇用形態が違うと、100万円以上収入の差があります。
正社員は給料の他に福利厚生や役職手当やボーナスなどがあるため、フリーターの収入と大きな差がついていくでしょう。

老後はもっと苦しい生活が予想される
老後に支給される年金は、毎月約65,000円ほどの国民年金のみなので生活費が足りずに、60歳を過ぎても働き続けなければいけないです。
そして、フリーターは何歳になっても年収が少なく、年収が上がることは無いため、貯金ができないまま老後を迎えてしまいます。
同年代の人のようにゆっくり過ごすことなく老いた体にムチを打って、生活のために働かなければ生活ができないため、今よりも苦しい生活になるでしょう。
また、働きたくても高齢では雇ってもらえるアルバイトが見つからないため、アルバイト探しに苦戦してしまいます。

39歳フリーターは正社員へ就職できる理由
39歳フリーターでも正社員に就職することができます。なぜ就職できるのか、その理由を紹介します。
支援が充実してきている
就職氷河期世代の正社員への道をサポートするために、厚生労働省が中心となって民間支援機関などと連携し、それぞれの状況に合った就職支援をしています。
例えば、以下のような支援があります。
- 自立相談支援機関
- ハローワーク専門窓口
- ひきこもり地域支援センター
- 地域若者サポートステーション
特に、ハローワークの就職氷河期世代専門窓口では、専門の知識を持った職員がチームで就職のサポートをしてくれたり、就職氷河期世代向けのセミナーを開催しているので様々な支援を受けることができるでしょう。
また、就職氷河期世代限定の求人の紹介もしています。

人手不足
厚生労働省のデータでは、有効求人倍率は2014年以降1.0倍を上回っており、2018年にはバブル期のピークを越える1.62倍となっています。
(参考:「厚生労働省 一般職業紹介業協」)
有効求人倍率は、一人あたりに何件の求人があるかを示す数値で、企業が積極的に求人を募集している時は1.0倍を超え、数値が大きいほど就職がしやすい状況だということになります。
2014年以降から有効求人倍率は1.0倍を上回っているので、就職しやすい状況と言えるでしょう。
ただし、コロナウイルスの影響で有効求人倍率は低下しつつあり毎月、有効求人倍率が下がってきています。

正社員へ転職した成功話と失敗談
正社員へ転職するのはメリットだけでは無く、デメリットもあります。
ここでは、正社員へ転職した人の成功話と失敗話を紹介します。
正社員へ転職した人の成功話は、収入の多さや休暇の多さがあります。
会社の規約にもよりますが
かなり手厚いですよ日本の雇用される側は
法人立てて知りましたが上場からの引き抜きとかは
サラリーマンやってた時より
凄く魅力的です。(参考:「Twitter」)
正社員になって給料上がったし残業代もめちゃんこつくし…うう、これが普通なんだよな。まだ借金かえし中だから満額使えないとはいえ、ちょっと心の余裕が出来て嬉しい。環境入ってわざわざ土日休みのために幹部候補を蹴って会社辞めて契約社員になって…落ちるとこまでいったしなぁ。正社員最高!
(参考:「Twitter」)
来月結婚休暇取る関係で30日中13日しか出勤しないんだけどそれでもしっかりお給料もらえる正社員最高だな 夫なんて夜勤あるから夜勤を出勤1回って数えると9回しか出勤しないという(笑)(参考:「Twitter」)
一方で失敗談は、働く時間が長かったり、仕事がつまらないなどがあります。
薄々感じてたけど私本当に普通の正社員に向いてないな…?
週5で8時間以上働くということに耐えられない、お金もらってるから我慢しようという気にならない(参考:「Twitter」)
あー!休み欲しいー!せめて週二日は欲しいー
やっぱこのご時世フリーターってダメなんかなあ
正社員辞めたい...(参考:「Twitter」)
自分ほんと正社員って生き方無理なんだと思う。これ、違う会社の仲良しの先輩と話したんだけど、こんな毎日つまらない+辛いのに毎日こんな精神削りながら日々人生潰れてくの無理って本当に毎日思う。気づいたらもう10月だよ。何にも成長感じないし、こんな仕事してても転職なんて絶対できない。死。(参考:「Twitter」)
39歳フリーターが正社員へなるためのコツ
39歳フリーターが正社員になるには5つのコツがあります。以下のことを参考にしましょう。
自己分析し自分のアピールできる点を押し出す
自分の性格や強み・弱点になる部分などを詳しく分析し、アピールできる部分を上手くまとめられることで、自分のことを分かりやすく説明できたり、なぜこの企業に惹かれたのかを明確にすることができます。
また、自分の強みや弱みだけを全面的に押し出すのではなく、自分の強みに企業側からの視点も考えてアピールしていくことが大事です。
自己分析のやり方としては、過去の出来事を一つ思い出して、その出来事に対して「なぜそう思ったのか」「なぜそのような行動をとったのか」「結果どうなったのか」を考えることで、自分の考えや特徴、強みや弱点などが分かります。
1つの出来事に対して、より「なぜ」を深堀していくと自分はどんな状況でどんな風に感じるのかが具体的になっていくでしょう。

資格を取得する
長期間フリーターをしていると経験や実績が無いため就職が難しくなりますが、資格を習得することで有利になる場合があります。
ただし、資格なら何でも良いという訳ではなく、就活に有利な資格を取得するようにしましょう。
例えば、フリーターには以下の資格がおすすめです。
- TOEIC
- 日商簿記検定
- 社会保険労務士
- 介護職員初任者研修
- 普通自動車運転免許
- 基本情報技術者試験
- MOS(マイクロ・オフィス・スペシャリスト)

身だしなみを整える
就職の面接では、まず第一印象でどんな人なのかを判断されます。
身だしなみが整っていないと仕事を任せたいとは思いませんし、一緒に働きたいと思われないので、面接に挑む際は入念に準備することが大切です。
最低でも以下のことに注意しましょう。
- ヒゲは剃る
- 靴は磨いておく
- スーツはヨレヨレではないもの
- 髪型は清潔感のあるようにする

ジョブカフェを利用する
ジョブカフェとは、各都道府県を中心に就職支援をするサービスのことで原則15歳~34歳までですが、多くの地域では35歳以上の人もサポートしています。
自分に合った仕事を見つけるために、就職セミナー・職場体験・カウンセリング・職業の相談などのサービスを無料で受けることができます。
利用できる年齢は各都道府県で異なるため、まずは自分が利用する予定の支援施設の対象年齢を調べてみましょう。

就職エージェントや就職サイトを利用する
転職エージェントや転職サイトを利用することで、手続きや細かい調整などのサポートをしてもらえるため、就活への負担が軽くなります。
書類の準備や企業についてを、自分一人で全てこなすのは大変なため、サポートしてもらえる人がいると仕事と転職活動の両立をすることができます。
転職へのモチベーションも変わるでしょう。

39歳フリーターにおすすめ転職エージェントと転職サイト
39歳フリーターにおすすめの転職サイトと転職エージェント3つを紹介します。
就活shop
就活shopはリクルートグループが運営しているサービスで、求人数が多いため自分に向いている企業を見つけやすいことや、全ての企業を直接取材しているため、ブラック企業を紹介される可能性が低いことが特徴です。
さらに、全ての求人で書類選考が無いため面接に進みやすいですし、中小企業の求人が多く80%を超えています。
就活shopでは、特に正社員経験が少ない人や未経験者向けの面接対策が手厚いため、セミナーや模擬面接を活用してフリーターの面接での重要なポイントをアドバイスしてくれます。
模擬面接は何度でも実施してくれるので、面接が苦手という人にはありがたいサービスでしょう。
ただし、求人は自由に閲覧することができず、キァリアコーディネーターが紹介した求人のみの閲覧となります。
そのため、今の自分のスキルに見合った求人が紹介されるので、もっと良い条件の求人にチャレンジしてみたいという人には向いていないです。

DYM就職
DYM就職では、フリーターをしていて正社員経験が少ない人向けの求人が多いため、たとえ未経験の職種でもチャレンジすることが可能です。
また、書類選考が無いので面接に進みやすいところや、求人の紹介は来社・電話・LINEでのやり取りを選択することが可能なので自分に合った方法で連絡が取れます。
LINEでのやり取りは、変に緊張することが無いので気軽に相談しやすいでしょう。
担当者が親身になって相談に乗ってくれるので、具体的にどんな職についたらいいか悩んでいる人におすすめです。

ハタラクティブ
ハタラクティブは面談にかける時間が長く、丁寧にヒヤリングをしてくれるのでミスマッチが少なく、利用者の希望に近い条件で働ける可能性が高いです。
社会人経験が無い場合や、初めて就職するという人などに特化しているため、他の大手転職エージェントには無い求人が数多くあります。
就活が初めてで、どんな雰囲気なのか、どのような流れで進んでいくかが心配な人にとっては強い味方となるでしょう。
さらに、履歴書の採点をしてくれたり、面接の対策などをしっかりしてくれるため、サポートに関して高評価な口コミが多くあります。

まとめ
39歳フリーターに関する記事は以上です。
