こんにちは、働き方の選択肢を与えるメディア「ゆとり部」を運営しているゆトリと申します。
37歳フリーターでは、正社員との差がますます明確になり、このまま生活していけるのだろうか?もう正社員になることができないのではないか?と思ってしまうものです。
本記事では、フリーターと正社員の違いや、このままフリーターでいることのリスクを紹介します。
また37歳フリーターが転職する際のコツも一緒に紹介しますので、この記事を読むことで、正社員への就職を頑張るきっかけを掴むことができますよ。
フリーターが転職する際のコツ以外にも、転職サイトおすすめ記事にて転職情報を紹介してるのでこちらもチェックしてみてくださいね。転職サイトは、あなたの希望に合った転職先が見つけやすく転職エージェント含めまとめています。
37歳中年フリーターの割合
総務省統計局のデータでは、2019年の役員を除く雇用者数は5660万人いますが、その内訳は以下の通りになります。
- 正規の職員・従業者数は3439万人
- 非正規の職員・従業者数は2165万人
(参考:「総務省統計局 労働力調査」)
そして、非正規の職員・従業者数は2165万人いますが、その内訳は以下の通りになっています。
- 15~24歳→285万人
- 25~34歳→260万人
- 35~44歳→359万人
- 45~54歳→437万人
- 55~64歳→436万人
(参考:「総務省統計局 労働力調査」)
このデータから、35歳~44歳の非正規職員・従業者数は359万人となっており、若い世代よりも多くのフリーターがいることが分かるでしょう。
年齢が上がるにつれて、フリーターの数は増えているね。
37歳中年フリーターと正社員の違い
37歳のフリーターと正社員では、具体的にどのような違いがあるのでしょうか?収入・福利厚生・休日や休暇の面で比較していきます。
収入
20代では正社員とフリーターの年収の違いはそれほどありませんが、30代後半になるとその差はハッキリと出ます。
厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」から35歳~39歳の正社員と非正規雇用の男性の年収を比較すると、以下のようになります。
- 正社員は331万円
- 正社員以外は230万円
(参考:「厚生労働省 賃金構造基本統計調査」)
同じ年齢でも正社員と正社員以外つまりフリーターでは、年収に100万円以上の差があることが分かります。
さらに50代をピークに収入の差は開き続けるので安定した収入を望むのなら、正社員になることが良いと言えるでしょう。
このままではマズイと思ったなら、すぐに行動に移そう!
福利厚生
フリーターと正社員では福利厚生に差があり、正社員では多くの福利厚生があります。
フリーターは、国民年金や国民健康保険に加入することが多いですが、職場によっては厚生年金や社会保険に加入できるところもあります。
その他にも、以下のような福利厚生が付いている企業があります。
- 交通費
- 雇用保険
- 介護保険
フリーターも福利厚生の充実具合が収入に関係してくるので、アルバイト選びの基準にもしているでしょう。
一方で正社員はフリーターに付いている福利厚生に加えて「厚生年金」や、役職が上がると「役職手当」や家族がいると「家族手当」が付くなど様々な種類があります。
例えば、以下のような手当を導入している企業があります。
- 住宅関連の手当
- 自己啓発関連の手当
- 財産形成関連の手当
- 慶弔・災害関連の手当
- レクリエーション関連の手当
- 健康や医療関係の手当育児や介護関係の手当
正社員では企業によって付いている福利厚生の差が大きいので、企業選びの基準の一つとなることが多いですね。
フリーターと正社員では、福利厚生の差がとても大きいね。
休日や休暇
フリーターは働き方が自由なので休日を多く取得しやすいイメージですが、実際には正社員の方が休日の制度が充実していて、休暇を取得しやすい場合が多いです。
フリーターは、シフト制の職場であれば希望した日にちに休むことができることが多いですが、正社員のように休日日数に決まりが無いですし、代休の制度も無いことがほとんどです。
そして、休むほど収入が減るので気軽に休みを取ることはできないでしょう。
一方で正社員は、休日は固定の場合や交代制のことが多く、会社の規定により最低限の休日日数が決まっています。
その他にも、以下のような休暇が導入されている企業もあります。
- 慶弔休暇
- 忌引休暇
- 結婚休暇
- 教育訓練休暇
- バースデー休暇
- リフレッシュ休暇
- 配偶者の出産休暇
そして、正社員は長く勤めるほど取得できる休日が多くなる場合が多いです。
ただし、正社員は責任がある仕事を任されることが多くあるため、休日でも職場に駆けつけることもある職場もあるでしょう。
正社員は続けるほど休暇を多く取得できるから、年々生活が充実しそうだね。
37歳男性がフリーターでいることのリスク
37歳男性がフリーターでいると、多くのリスクがあります。ここでは、37歳男性がフリーターでいるリスク4つを紹介します。
生活のために長時間労働
フリーターは時給制や日給制のことが多いため、長い年数働いても正社員のように収入が上がることがなく、何歳になっても若い時のように働かなければいけません。
さらに、歳を取るごとに働ける職種が限られてくるので、似たような仕事をしなければいけない上に、採用されにくくなります。
正社員は給料の他に、手当やボーナスがあるため年収が上がっていくのに対し、フリーターはいつまでも収入が同じか、下がっていくので、生活するギリギリを稼ぐのに長時間労働をしなければいけないでしょう。
同じ時間働いても、収入に差ができるのは悔しいね。
体調を壊したら終わり
生活のためにと多少の無理とわかっていながら仕事をして、ケガや病気で体調を壊したらそれまでです。
働けなくなるとその分収入が無くなりますし、歳を取るほど体調を崩しやすくなるので、いつも突然収入が無くなる恐怖感を感じながら過ごすでしょう。
そして、高齢になるほど職種が限られるので、新たに職を探すのは難しくなります。
フリーターは年を取るごとに仕事探しに苦労する!
結婚できない
女性からすると、37歳のフリーターは結婚の対象外です。
フリーターでは雇用や収入が不安定なので、普段の生活や子育てや親の介護など将来を考えると、一緒に生きていくのは大変だと思うため結婚の対象外と考えている人がほとんどです。
20代のうちはフリーターでも許されたかもしれませんが、将来を真剣に考えることが多くなる40代手前で定職に就いていない場合は、結婚の対象外となることが多いでしょう。
その上、パートナーがフリーターでは家族や友人に紹介しにくいと感じてしまうので、恋愛の対象外となることもあります。
女性が求めているのは、容姿や性格よりも安定した収入だね。
正社員就職へのハードルが上がっていく
中年フリーターは年を取るごとに、正社員就職のハードルが上がっていきます。
20代から正社員をしている人が30代になると会社では中堅どころになり、任される仕事が増えたり、後輩を従えプロジェクトの中心になって会社での立場が上がっていきます。
そのため、企業が30代の採用を考えるときは、実績がある人や、コミュニケーション能が高くリーダシップをとれるような人材を求めます。
年齢が上がっていくほど実績が無い期間が長くなるため、中年フリーターだと採用されにくくなるでしょう。
年を取るごとに応募できる求人が無くなっていくよ。就活は1歳でも若いうちにしよう!
中年フリーターのリアルな声
中年フリーターのリアルな声を紹介します。
まあ、良くも悪くも、僕は、権力最下層の中年フリーターなので、仮に職場の女性に声をかけても、直ぐに上司に報告されて即クビになるだけなのでセクハラ加害者になる可能性はありません、悲しいですね…
参考:「Twitter」
まぁ上からすれば使える人間の大多数は、中年フリーターであって。
参考:「Twitter」
でもそれは逆に言うとどんだけ辛い業務をさせても「うん?だったら辞めていーよ」って実質的にいえ無くしてるわけで…
つまり基本的にその中年の下につく時点で、完全な階級社会が出来上がる
コンビニ務めの中年フリーターだった頃は自分の食費さえお店の廃棄で済ませて母親に何の金銭的サポートもできなかった。自分が「金のない不幸」から抜け出せたことはもちろん嬉しいけど、苦労してきた母親を「金のない不幸」から助けてあげられるようになったことのほうがずっとずっと嬉しい。
参考:「Twitter」
中年フリーターを知っていくほど、悲しい生活をしていることがわかるね。
37歳フリーターが正社員への転職をするコツ
37歳フリーターが正社員へ転職するコツを紹介します。
正社員の条件の妥協をする
正社員への条件を妥協することで、内定を貰う確率を上げることが可能です。
20代の時と違って30代では応募できる企業が限られますし、やりたい仕事や興味のある職種などから仕事を選びすぎると、いつまでも採用されないことがあります。
プライベートの時間を大切にしたい、給料の金額を最優先させたいなど最低限の条件を決め、多少の妥協をすることで自分に合う企業が見つかりやすくなり、長い就活期間から解放されるでしょう。
条件を妥協しても、悪いことばかりでは無いよ。
アルバイト先の正社員登用制度を利用する
アルバイト先を正社員登用制度を導入している企業にすると、正社員へなれる可能性があります。
どんな人材を求めているかは企業によって異なりますが、アルバイトをするなら正社員登用制度がある職場を選ぶと良いでしょう。
正社員で採用されやすい人は、以下の例があります。
- 社員からの印象が良い。
- ミスが少なく手抜きをしない。
- コミュニケーション能力が高い。
- 指示されたこと以上の仕事をする。
- ずっと働きたいという熱意がある。
- 周囲と連携でき、バイトリーダーのような頼れる存在。
アルバイトでも周囲から一目置かれるような存在になっていれば、正社員へ登用されることがあるので、日頃から手を抜かず頑張ることが大切です。
自分が働いているところに入社できれば、正社員になってからも安心だね。
アルバイトでの実績をアピールする
過去にしてきたアルバイトでの実績を、企業にとってメリットとなるようアピールしましょう。
37歳でフリーターをしていると、それなりのバイト経験をしているはずです。
様々な職場を経験していてその職種がバラバラな場合、企業にとっては、正社員になったとしても長続きしないのではないか?結局は何をしたい人なのだろう?という印象を与えてしまいます。
このように、今までしてきた職種がバラバラな場合は、何についてを詳しく学ぶことができたのか、そこからどのように生かせるのかを詳しく説明しアピールしましょう。
異なるアルバイトでも、共通しているスキル見つけてアピールしよう。
面接対策をしっかりする
企業に「この人を採用したい」と思われるよう、面接対策はしっかりとしましょう。
企業側は、送られてきた履歴書やエントリーシートだけでは、あなたがどんな人なのかを詳しく知ることができません。
そのため面接では、人柄や能力をより深く知ることができるため、採用したい人材だと思わせるよう努力することが大切です。気軽に面接を受けにいくようでは、採用されることは無いです。
例えば面接の際は、最低限以下のことに気をつけましょう。
- 髭や頭髪を整えて清潔感を出す
- スーツにネクタイを締めて革靴を履く
- どんなことを質問されても答えられるように考えておく
面接の際は、なぜフリーターをしているのか?どうして就職しようと思ったのか?などの質問をされることが予想されますが、どんな質問に対しても前向きな回答を考えておきましょう。
第一印象は大切。身だしなみはしっかり整えよう!
転職サイトや転職エージェントを利用する
自分一人で進めようとせずに、転職サイトや転職エージェントを利用しましょう。
特に転職エージェントは利用することで、不安や疑問点ができたらすぐに相談できるため、就活への負担を軽減することができます。
例えば、求人サイトには載っていない情報を知ることができたり、企業ごとの面接対策をしてもらえるため、自分1人で活動する時よりも就職へのチャンスが上がります。
さらに、これらのサービスは無料で利用できるため、就活への経済的負担も減らすことができます。
37歳フリーターは正社員になることを諦めないことが大切
何度も何度も書類選考に落ちると、心が折れてしまいそうになります。
全て投げ出したくなりますが、そこで諦めると正社員になれず、一生フリーターのままです。
いつまでも不安定な生活をするのは嫌ですよね?上手くいかない時は、履歴書の内容や自分の行動を少し振り返ってみると、改善点が見つかる場合があります。
自分のペースで、諦めずにもう少し頑張ってみよう。