1.そもそも会社って即日退職できるの?
2.損害賠償が怖くて即日退職できない
3.即日退職すると懲戒にならないのか知りたい
こんな疑問に答えます。
仕事って時に楽しく、時に苦痛ですよね。どっちかと言うと苦痛の方が多いと感じていますが、生きていくには働いていかなければなりません。
しかし実際に働いていると「思っていたのと違かった」「上司がパワハラすぎる」「お局がマジでウザい」「残業が鬼」という理由で仕事を今すぐにでも逃げだしたい時はありますよね。
できれば即日退職したいけど、「実際にそんなことできるの?」とか「懲戒や賠償請求がくるんじゃないの?」とか疑問に感じる方は多いのではないでしょうか?
結論を先に言ってしまうと「即日退職することは手順を踏めば普通に可能」です。
僕は新卒で入社した大手企業を1年も経たない状態で即日退職しております。
本記事では僕の体験談や友人の経験談を交え、「絶対に失敗しない即日退職する為の全知識」について記事にしていきます。
退職を考えている方は、スムーズに退職ができる退職代行サービスを利用するのもおすすめですよ。
正社員が即日退職することは違法?
まず正社員が即日退職することは実際に可能なのか?というのは疑問に答えていきます。
バイトじゃないんだから、そんなことしたら大変なことになるんじゃないの?
実は全然合法的に可能なんです。それを今から解説していきますね。
僕は新卒で入社した大手企業を10ヶ月で即日退職しました
冒頭でもお伝えした通り、僕は新卒で正社員で入社した某大手企業を10ヶ月という短い期間で即日退職しました。
退職代行サービス」を利用して即日退職を実行してみたのですが、あっさり代行の人が会社に連絡を取ってくれて、一瞬で辞めることができました。
辞めると決まった瞬間の外の景色はとても輝いて見えましたね笑
僕は即日退職の知識について当時は詳しくなかったですし、上司に新卒の分際で辞めると言い出すこともできなかったので利用したのですが、別に代行を使わずとも即日退職は可能です。
正社員でも即日退職は可能ですので、この記事でしっかりと知識を蓄えておきましょう。
法律的には2週間で退職することが可能
実は法律では2週間で退職することが可能なので、退職を失敗するという概念はありません。
正社員やパート・アルバイトも含む「期間に定めがない雇用契約」の場合、労働者は2週間前までに退職を申し出れば、使用者の承諾なく退職することが可能です。
(参考:「民法627条」)
口頭でも有効なので、退職することに関しては「会社が決定権を持っている訳でない」ということを覚えておきましょう。
正社員が即日退職できるケースは?
さて正社員でもがっつり即日退職ができると分かったところで、即日退職できる場合を説明していきます。
会社から合意を得ることができた場合
1点目は「会社から合意を得ることができた場合」です。
「退職の意を伝えれば2週間で退職できる」と言いましたが、実は会社には就業規則が定まっています。
一般に「退職は1ヶ月前や2ヶ月前に言いださなければならない」と決まっている場合が多く、退職は時間がかかるものと感じている方もいるかもしれません。
しかし就業規則に「1ヶ月前に言うこと」と明記してあったとしても「企業側が今すぐに辞めても問題ない」と判断できる状況であるならば即日退職は可能です。
ですが「企業に今日で辞めます」という交渉は通りにくいのでかなりのレアケースと言えますね。
※就業規則に関する情報は厚生労働省ホームページを参照しております。
有給休暇が十分に残っている場合
2点目は「有給休暇が十分に残っている場合」です。
退職届を提出する→2週間後に辞める意向を説明→有給申請を出す。
これで退職する日程は2週間先になりますが、自分が出社しなくてもいいので、事実上の即日退職を実現させることが可能です。
ちなみに民法>>就業規則なので、ここは2週間で交渉してしまって問題ありません。
しかし問題点としては「やはり引き継ぎをどうするか」という部分になります。
急に準備もなしに即日退職したいと交渉して上手くいく可能性は低いので、できるだけ引継ぎ資料は事前に作成しておき、円満退職を目指すと良いでしょう。
正社員が即日退職する一般的な方法・流れ
即日退職できるようなケースを説明したので、次は一般的に即日退職を行う為の方法や流れについて説明していきます。
まずは上司の元へ向かい相談する
まずは絶対に避けられないのは上司と相談することです。
前項でも述べてきた通り、会社の了承があれば即日で退職できる可能性があるので、可能性としては低いかもしれませんがこれが最も最速の方法だと言えます。
ダメな場合は2週間有給休暇を取って辞める方向に切り替えていきましょう。
しかし相手がパワハラ上司の場合はなかなかの無理ゲーになってしまいますが…
退職届を提出する
次に上司と話した際に「退職届」を提出するようにしていきましょう。
「退職願」ではなく「退職届」です。退職願は「撤回可能で上司の合意が必要」ですが、退職届は「撤回は不可能で上司の合意は不要」をという意味になります。
基本的に会社のテンプレートがあるはずなので、探し出して記入するようにしましょう。
残っている有給休暇を申請する
有給込みで会社を退職する場合は、しっかり有給休暇を申請し、残りの2週間の日数も会社に来ないような状態にしておきましょう。
有給を最後に一気に使うなんて申し訳ない…」と感じるかもしれませんが、それは洗脳されています。有給休暇はあなたの権利です。
日本人は有給取得率が世界で最も低く、働き者なんて言われていますよね?実際は雰囲気的に言えないだけなので、悪い風潮は断ち切っていきましょう。
会社側も有給休暇を拒否することは労働基準法的にアウトになるので、積極的に利用することをおすすめします。
退職の書類手続きをする
最後に退職の合意が頂けたら、退職の書類手続きを進めていきましょう。
基本的に事務の方が書類を用意してくれるのでそれを書いて進めていけばいいだけなのですが、会社側に返却するものも出てきます。
後で郵送で送るのも手間なので、返却するものは会社に全て自分で持っていったほうが早いかもしれません。
即日退職における疑問点Q&A
即日退職についてある程度の流れは説明しました。ですが疑問点がいくつかあると思いますので、即日退職におけるQ&Aを書いていきます。
即日退職して損害賠償は請求されないの?
会社から損害賠償請求されないの?というのはもっともな疑問ですよね。
自分が退職することで勤めている企業に被害が出てしまった場合は、損害賠償請求で訴えられる確率も無くはありません。
しかし実際に企業側の視点で考えてみますと、裁判を起こすことで何かが返ってくるわけでもないし、時間だけ無駄にかかってしまって疲弊するだけです。
0%ではありませんが、ほとんどの確率で無いと言っても良いでしょう。過度に心配せずとも大丈夫です。
即日退職の理由はなんて答えるべき?
退職の理由はなんて答えるべきかどうかは、実際難しいところです。
基本的には「一身上の都合」と退職届には書いておけば問題はないのですが、上司を説得する時に口頭で嘘を付いてしまうのも手段としてはアリです。
次の職場の準備や勉強がしたいとか、海外に留学するだとか、早く退職したい感じの理由があれば問題ありません。
即日退職したいけど「有給なし」の場合は?
有給がない状態で、即日退職できない人も中にはいるでしょう。
そのような場合は「欠勤」として休む方法もあります。
2週間有給を取らないといけないけど、実際は10日しかない…じゃあ残りの日にちは欠勤扱いで休んで退職しようかな。
こんな手法でもアリといえばアリです。しかし給料は入らないのでそこはしっかりと認識を持っておいて下さいね。
またその際会社のルールをしっかり熟読しておくことが大切です。「欠勤が〇〇日以上続いたら懲戒とする」というようなルールがあって、懲戒になってしまう可能性もなくはありません。
自分の状況と照らし合わせて、適切な判断を行えるようにしましょう。
即日退職は契約社員の場合はどうなるの?
契約社員の場合は「期間の定めのある雇用契約」ですので、原則としては期間満了まで退職することはできません。
しかし「体調不良やうつ病などで働くことが難しい状況と判断された」というような「やむを得ない理由」がある場合には退職することが可能です【民法628条】
(参考:「民法628条」)
そのため心療内科や精神科に通って、医師の診断書を求められる場合があります。
過去心療内科に行った経験がありますので、詳細は下記の記事を参考にして下さい。
仕事を辞めたい、新卒のうつは甘えなのか悩んでいる方は心療内科の体験談をご覧ください。
即日退職が「試用期間」「パート・アルバイト」の場合は?
即日退職が「試用期間」「パート・アルバイト」の場合はどうなるのでしょうか?
結論から言うと「全て正社員と同様」で、即日退職することが可能です。
しかし2週間も有給がない場合が予想されるので、欠勤を使って休んでいくしかないですね。
即日退職は正攻法では厳しい!退職代行サービスを利用しよう
ここまで即日退職について説明してきましたがどう思いましたか?実際こんなの無理ゲーだろ!と感じた人は多いでしょう。
僕も現実的な手法を纏めて書いてはいたものの、実際はかなり無理ゲー要素が高いものだと言えますね。
そのため、結論言ってしまうと退職代行サービスに任せてしまうのが最も確実です。
退職代行サービスは依頼者が会社に連絡せずとも、明日から会社に出向くことなく即日退職まで持っていってくれます。
おすすめの退職代行サービスを3つ紹介するので、自分に合った代行業者を利用して行きましょう。ちなみに僕は「 退職代行ニコイチ」を利用しています。
退職代行の体験談では、即日退職の方法と手続きを解説しています。
実績トップクラス 退職代行ニコイチ
- 創業14年目で実績数が業界トップクラス
- 退職代行成功率100%で即日退職も可能
- 業界最安級の27,000円で全て丸投げ可能
退職代行ニコイチは退職業界として最も長く続いている企業で、実績数も累計7000人以上と圧倒的な実績を誇っています。
弁護士監修ではないのですが、独自のノウハウを持っており、退職で失敗した事例はありません。
退職後も2ヶ月間サポートがついていますので、書類の関係でトラブルがあったとしても対応可能です。
\明日からバックレOK/
参考:退職代行ニコイチを実際に利用して、その評判を確認してみた
認知度トップクラス 退職代行EXIT
- メディアの掲載実績トップクラス
- 退職成功率100%で、即日退職可能
- あなたから会社への連絡は一切不要
- 転職サポートを受けることで実質無料で退職
次に退職代行EXITですが、こちらはメディア掲載の実績が最もあり、ニコイチよりも多くの方に知られている企業です。
利用費は50,000円と相場よりも高いですが、退職後に転職サポートを受けることで料金がキャッシュバックされ、実質無料で退職することができます。
こちらも弁護士監修ではなく実績ベースの企業ですが、それでも退職成功率は100%ですので、転職込みで利用したい方は非常に向いていると言えるでしょう。
\明日からバックレOK/
組合所属で安心!!退職代行SARABA
- 労働組合に所属しており企業との交渉が可能
- 相談当日から退職代行実行可能
- 無料で転職サポートも有り
最後は労働組合に所属している退職代行SARABAです。
SARABAは労働組合に所属しているので、有給休暇に関する交渉や、賃金未払いの問題に関しても対応することができます。
交渉権を持っているのは弁護士か労働組合に所属している団体だけなので、完璧に退職したい方はSARABAを利用した方が良いでしょう。
\明日からバックレOK/
退職代行で即日退職した人の体験談
退職代行の紹介をしてもイメージが伝わりにくいので、自分と周囲の友人を含めた体験談を少しお話ししていきますね。
自分の体験談 普通に即日退職することができた
まず自分の場合ですが、退職代行に依頼して普通に即日退職することができました。
- 退職代行会社に連絡
- 会社に電話を入れる日程を打ち合わせ
- 当日の朝は自分は会社に行かないで待機
- 代行が会社に連絡を入れて無事説得成功
- あとは書類のやり取りを会社を行い無事退職
こんな流れでした。また僕の場合有給休暇が結構残っていたので、それを全て消化し終わった後に退職完了させました。その間会社には勿論行っておりません。
まさに失敗することなく理想の即日退職を完了できたのが僕の体験談です。
休職を挟んで辞めることができた友人
僕の友人A君も退職代行を利用したのですが、彼は契約社員だったので対応が少し特殊でした。
- 退職代行が会社に電話を入れる
- 体調が悪いから1週間程度休むと連絡する
- 1週間後にまた連絡し、体調が直らないから退職すると告げる
- その間A君は心療内科に通って、診断書を会社へ送付
- 残りを欠勤と有給休暇で消化して退職
こんな感じですね。
先にも説明した通り、契約社員においては診断書を提出しないと辞めることができません。
それ故このような変則的な対応になっているのですが、契約社員においても退職代行は柔軟に対応してくれます。
このような理由から、退職代行サービスは確実に即日退職したい方にはかなりおすすめです。
即日退職する時に何も言わずに無断欠勤は絶対にNG
最後にですが、即日退職を自分の力で行おうと、退職代行を利用して行おうと無事に即日退職できるのであればどちらでも構いません。
しかし即日退職する時に何も言わずに会社をバックれたり、無断欠勤するのだけは絶対に辞めるようにして下さいね。
散々説明してきたことですが、無断欠勤の連続による懲戒解雇になってしまい、次の転職活動が絶望的な状態になります。
自分の経歴を傷つけない為にも、できるだけ確実な方法を選択していきましょう。
まとめ
即日退職の事例や方法に関する記事は以上になります。
退職代行を使用するのは非常識だと思うかもしれないですが、仕事のストレスでうつ病になってしまったら元も子もありません。
自分に合う方法で退職して、直ぐさま転職活動にシフトしていきましょう。