自由に働けて、高収入も夢ではない、と考えてフリーランスに憧れを持っている人は多いのではないでしょうか。

これからフリーランスになろうとしている人、フリーランスに興味のある人はぜひ参考にしてみて下さい。
フリーランスの実態
ランサーズの「フリーランスに関する実態調査2020」によると、1年以内にフリーランスとしての活動を始めた人は2019年から2020年で8%(287万人→312万人)増加しています。
これらの中には、フリーランスになって成功を収めている人、軌道に乗ってきている人もいれば、上手くいっていない人もいるでしょう。
フリーランスになるメリットとデメリット
ここでは、フリーランスになるメリットとデメリットについてそれぞれ解説します。

フリーランスになるメリット
まずは、メリットについて解説します。多くの人は、ここで取り上げるようなメリットに魅力を感じフリーランスになっているものと考えられます。
勤務場所・勤務時間は自由
フリーランスの場合、勤務場所や勤務時間に縛られることがありません。
会社員であれば、会社の定める就業時間だけ働き、勤務場所も会社のオフィスであることが一般的です。
そのため、場合によっては朝はゆっくり寝て午後から働く、自宅で働くといったことも可能です。

仕事を自分で決めることができる
フリーランスは自分で仕事を獲得する必要がありますが、裏を返せば、自分で仕事を選ぶことができると言うことでもあります。

収入アップも夢ではない
会社員の場合、給料は会社が定める規則に沿って支払われますが、フリーランスは働ければ働いた分だけ給料が増えます。
休みを取るタイミングは自分次第
フリーランスの場合、決められた納期までに成果物を出せばいいため、休みをどのタイミングで取るかは自分で決めることができます。

フリーランスになるデメリット
一方のデメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。
メリットばかりに注目してしまい、デメリットに気づかないままフリーランスになってしまうと後悔することになるかもしれません。
仕事がゼロになる可能性もある
フリーランスは自分で仕事を取ってこなければいけないため、上手くいかないと仕事が全くなくなる可能性があります。
オンとオフが曖昧になる恐れ
先述の通り、フリーランスには就業時間がありません。

税金の手続きなどすべて自分で行わないといけない
会社員の場合、税金の支払いは全て会社が行ってくれていました。
そのため、お金に関する各種知識を身につけなければいけなくなります。

社会的信用が下がる恐れ
フリーランスは会社員に比べて社会的な信用度が下がってしまう恐れがあります。これは、収入が安定しないケースがあるためです。

こんな人はフリーランスになるのはやめとけ
ここからは「フリーランスになるのはやめておけ」と言われてしまうような人の特徴について解説します。

スキルアップに努めない
フリーランスになってからスキルが伸び悩んでしまう人がいます。
そのため、独立後も自分で勉強をする、セミナーや講習会などに参加するといった意欲がない人は、フリーランスにならない方がいいでしょう。
営業活動が苦手
会社員であれば「仕事を自らとってこないといけない」といったケースはあまりないはずです。
仕事を得るためにアクションを起こし、自分を売り込まなければ仕事はやってきません。
このような営業活動が苦手な人はフリーランスになってから苦労すると考えられるので、止めておいたほうがいいでしょう。
安定を求めたい
フリーランスはいつ仕事が0になってもおかしくありません。
フリーランスは常に変化する環境の中で働くことになります。変化に柔軟に対応できる人、どんどんチャレンジしていきたい人の方が向いていると考えられます。
スケジュールを組むのが苦手
会社員の場合、働く曜日や時間は就業規則によって決まっていたため、あとはそれに沿ってスケジュールを調整すればいいだけでした。
※就業規則に関する情報は厚生労働省ホームページを参照しております。

フリーランスになるために求められるスキル
ここからは、フリーランスに求められるスキルがどのようなものなのか解説します。

営業力
先述の通り、フリーランスは仕事を得るための営業活動が欠かせません。そのため、営業力は持っておきたいスキルだと言えるでしょう。
コミュニケーションスキル
フリーランスはクライアントとの報酬の交渉から仕事に関する打ち合わせまで、全て1人で行うことになるので、その過程で多くのコミュニケーションが発生するでしょう。
自己管理
フリーランスは、お金の管理からスケジュール管理、さらには体調管理まで、ありとあらゆることを自分で管理しなければいけません。

まとめ
今回は「フリーランスになるのはやめとけ」と言われる理由や言われる人の特徴などについて解説しました。
また考えやスキル、性格がフリーランスに向いていない人もいるでしょう。
